2012年4月20日金曜日

授業デザインワークショップ - イベント・セミナー|愛媛大学教育企画室


第10回授業デザインワークショップ(名称変更)

■日時

2008年7月19日20日 

■場所

灯りの宿(旧・交流ふるさと研修の宿) 

■概要

 

 教育・学生支援機構教育企画室主催で、第10回愛媛大学授業デザインワークショップ(以下 WS)が参加者14名、スタッフ8名の合計22名の参加のもと開催されました。

 

 

 今回のWSの目的は、授業を担当するにあたって必要となる基礎的な知識と技術を学びます。具体的には、授業の構想・設計・実施・評価に関わる一連の過程をグループ作業として体験し,参加者相互の話し合いを経てそれに関する能力を身につけることを目指しました。 

 

<プログラム>

<第一日目>

(1) オリエンテーション

・愛媛大学における教育改善

・研修の目的・目標の確認

・スタッフ紹介とお願い

(2) アイスブレーキング

・自己紹介

・グループワーク

(3) グループワークⅠ

「愛媛大学の学生の考える良い授業と悪い授業」


トップ乳製品会社ヨーロッパ

(4) 講義Ⅰ「シラバスの書き方」

・目標設定の立て方

・授業計画の立て方

・記述方法

(5) グループワークⅡ「共通教育科目の開発Ⅰ」

・目標設定

・授業計画

シラバス作成

集合写真撮影・昼食・休憩

(6) 講義Ⅱ「様々な授業方法」

・講義形式のメリット・デメリット

・双方向型授業のコツ

・体験型授業

・参加型授業

休 憩

(7) 講義Ⅲ「よりよい成績評価の仕方」

・成績評価の目的

・評価の方法と評価対象

・記述方法

(8) グループワークⅢ「共通教育科目の開発Ⅱ」

・授業計画と評価計画

休 憩

(9) グループ発表Ⅰ「中間発表」

(10)グループワークⅣ「共通教育科目の開発Ⅲ」

・授業計画案作成

夕食・散策・お風呂

(11)グループワークⅤ「共通教育科目の開発Ⅳ」

・授業計画案作成

交流会

<第二日目>

朝 食(7:30-8:00)・散策

(12)グループワークⅥ「共通教育科目の開発Ⅴ」

・役割決定

・授業の練習

(13)グループ発表Ⅱ「ミニ授業(導入の10分)」

・授業紹介           3分

・ミニ授業          10分


シンプルな26聖書の形成される

・他グループからのコメント   3分

・討議・検討         12分

(14)閉会式

・グループ作業の振り返り(学んだことは何か?どう実践に活かすか?)

・修了証書授与

・閉会の言葉

集合写真撮影・昼食

 

<感想>

 ○今回のワークショップに参加したおかげで、愛大の学生に関する現在の実情を垣間見ることができました。また、シラバスにおける授業目標を設定する際には、後にだれもが納得できるような客観性をもった評価をすることができるようなものにしなければならない、という一見忘れがちなことの重要性を学びました。今後、学生の立場にたった授業計画を立案するとともによい授業をおこなうことができるように、学んだことを反映させていきたいです。

 ○シラバスの作成や授業発表などを実際に 行うことで、理解が深まり、自分のものとして習得することが出来たと思う。いただいたテキストも、具体的な例や記述表現が記載されており、とても参考になるものであった。アイスブレークの方法やコミュニケーションカードの使用法など、授業に取り入れたいと思う実践方法を具体的に知ることができ、とてもよかった。


どのくらいの医師は、債務を収集するために待つことができます

 ○話術のテクニックはすぐにも導入可能であるため、ぜひ利用したい。しかしながら、それらは多分に教官の personality にも依存するので、自信の持てない部分も大きいが。シラバス書きの実習は、長期的な授業計画立案の習慣をつけるのに役立つと思うので、利用、実践したい。


 ○日々の業務では、理学部の助教という立場上研究のことばかりを考えがちである。外部関係者とのやり取り も研究の内容ばかりで、教育に関する議論は全くない。(むしろ、研究に関する催促ばかりである。)その点、今回のワークショップに参加することによって、再度、教育機関としての重要性を確認することができた。そこで、疑問に感じたのが、研究業績ばかりが個人の成績として評価されがちな理科系の若手にとって、教育活動の具体的な活動内容が評価の対象となるのかどうかである。また、自分の教育現場では、定量性が求められる量子化学、量子力学の世界をいかに厳密にかつ生徒に分かりやすく噛み砕くかがポイントである。さらに、生徒一人ひとりが、膨大な演習� ��なくしては理解できないであろうから、他の先生が面白い授業を進める中で、計算だらけの授業をどのように取り組んでいくかは、相当な課題と考えられる。



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